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| 【 旅立ちの祝衣 】 中谷比佐子(きもの文化研究科・旅立ちの祝衣総合プロデューサー) 人はみな必ずこの世を去る日が訪れます。 その人生の終る日、あなたは、あなた自身にどんな贈りものを予定しているのでしょう。 周囲の人たちへねぎらいの言葉は云えても、自分自身に感謝の気持を現わせる人は、少ないようです。 自分自身の一生の行動を、他の誰からでもなく、自分が認めたとき、その人はすでに素晴しい人生を歩んだことになると思います。 人は死から生を見つめることで、充実した日々を過すことが出来るのではないでしょうか。 あなた自身がくつろぐ最後のとき、天から戴いた虫の吐いた糸、「蚕」の絹に包まれてゆったりとまどろんでほしい。 旅立ちの祝衣とは、死の瞬間から自分自身に対して感謝の気持を込めた衣裳です。 昔の我々の先祖は、自分自身や家族の最後の晴着を秘かに用意していました。 平成の今、更におしゃれな晴着を考案しました。
【 天からの贈り物、絹の美しさと手描き友禅の技 】 最後の瞬間、天から戴いた絹に包まれ、天国へ上って行くことが出来たらどんなに幸せでしょうか。 「旅立ちの祝衣」はすべて正絹、しかも上質な絹だけを使用しています。描かれる柄も、熟練した職人たちが装う人を尊ぶ思いで丁寧に描いた心に響く手描き友禅で仕上げています。
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